ドヴォルザーク『Stabato Mater』 2012/04/27(Fri) [お知らせ] Comment (1) 来月ソリストをさせていただきます。 ドヴォルザーク作曲 スターバト・マーテル 2012年5月27日(日)14時開演 @さいたま市文化センター 大ホール 【出演】 指揮:田尻圭 管弦楽:東京ニューシティ管弦楽団 合唱:埼玉第九合唱団 ソプラノ:藤永和望 アルト:堀万里絵 テノール:猪村浩之 バス:古澤利人 【料金】 S席:¥3,500 A席:¥3,000 B席:¥2,500 スタバトと名の付く作品は高校の頃何かやった記憶があるのですが、作者は思い出せず・・・という始末。 時代背景をお勉強し直しました。 聖マリア7つの悲しみの記念日、そして聖マリア7つの悲しみの休日にミサで歌われるというこの作品。 7つって何?と調べていたら ・エルサレムでシメオンがイエスを祝福した後、イエスの受難とマリアの心も剣で貫かれると予言された時 ・ヘロデ王が出した「幼児殺し令」から逃れるため、夫ヨセフと共にエジプトへ非難した時 ・12歳になったイエスをエルサレムで3日間見失った時 ・イエスが十字架を背負ってゴルゴダの丘へ連れられていくのを見た時 ・十字架に架けられたイエスの足元に立った時 ・イエスが息絶え、十字架から降ろされた時 ・イエスが埋葬された時 とありました。 うーむ。 コレだけで、やっぱりダメです。 胸の辺りがキューっと苦しくなります。 考えていると感情移入してしまい、抜け殻になってしまいそうです。 何年も前ですが、パッションという映画がありました。 十字架に架けられるイエスが描かれたものです。 私実は、内臓ばーん、脳みそぴゅーん!といったスプラッタやホラー、グロイ映画が大好物なんですが、(あ、よく変わってるねと言われますw)ソレ目的でこの映画をみたら・・・・撃沈。 暫く浮上出来ずにいたのを覚えています。 人間の残酷さとか、ソレが当たり前にある世界だとか。 重いです。 まさにそんな夢見が悪いような感じで、ズーンと沈みながらお勉強しています。 今回のスターバト・マーテル。 音楽は本当にため息が出るほどステキです。 ですが、個人的には心にしこりが残るような、なんとも言えない後味があります。 最後の『アーメン』はマリアが泣き叫んでいるようだな、と感じます。 マリアに捧げる歌なのに、それも変な気がするんですけどね。 ほりまりえ PR