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メゾソプラノ 堀万里絵 MARIE et MUSIQUE

ほりまりえのウェブサイト★うたのこと すきなこと 

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ラ・フォル・ジュルネ☆

お誘い頂いて、国際フォーラムメインで行われている
『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン』行ってきました!
今回のテーマはロシアです。
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歌い手さんはソプラノ2人、テノール、バリトンの方が来日されていたので、ソプラノお2人のプログラムを拝聴しました。

ショスタコーヴィッチ『ブロークの詩による7つの歌』
ピアノ、Vn、Vcのトリオでの伴奏、というか歌も入ってのアンサンブルで、静と動の白黒はっきりした世界。

同じトリオによるラフマニノフの『悲しみの三重奏曲』は迫力満点でした。

もう一つのプログラムは、『ボリス・ゴドゥノフ宮廷の音楽』
古楽器のアンサンブルでの歌曲ステージです♪
コチラは英語での歌唱でした。

リュートとリコーダーが入って私のテンション最高潮です♪
奏者の方が何度も楽器を持ち替えて演奏されていて、(リコーダーやVnとヴィオラ・ダ・ガンバを持ち替え とか)えー??みんな何でも弾けるの?!とビックリしました。
歌も素晴らしく、感情的というか・・・とにかくアツイ!

他にも展示場や野外のスペースで演奏が行われていたり、ちょっと足を伸ばしてチャイコフスキー展を見に行ったり、アーティストラウンジでお食事させていただいたり☆
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何とアーティストラウンジにはミニ道明寺やずんだ餅まで(´▽`)
欲張って大量確保ですw



フォルジュルネの前には、ホテルオークラで開催されている『10カ国大使夫人のガーデニング』を拝見して、これまたビックリです。
室内で世界一周しているような気分になりました。
本来ならその国にはないお花も使われているのでしょうが、違和感なく各国の特色が表現されていて何だか不思議な気分。
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たくさんのお花を見ていると、小さい頃に大好きだった『不思議の国のアリス』でお花たちが歌っているシーンを思い出しました。

とにかく、目にも耳にも、お腹にも☆大満足の一日♪



ほりまりえ
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ドヴォルザーク『Stabato Mater』

来月ソリストをさせていただきます。

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ドヴォルザーク作曲
スターバト・マーテル

2012年5月27日(日)14時開演

@さいたま市文化センター 大ホール

【出演】
指揮:田尻圭
管弦楽:東京ニューシティ管弦楽団
合唱:埼玉第九合唱団

ソプラノ:藤永和望
アルト:堀万里絵
テノール:猪村浩之
バス:古澤利人

【料金】
S席:¥3,500
A席:¥3,000
B席:¥2,500



スタバトと名の付く作品は高校の頃何かやった記憶があるのですが、作者は思い出せず・・・という始末。
時代背景をお勉強し直しました。

聖マリア7つの悲しみの記念日、そして聖マリア7つの悲しみの休日にミサで歌われるというこの作品。
7つって何?と調べていたら

・エルサレムでシメオンがイエスを祝福した後、イエスの受難とマリアの心も剣で貫かれると予言された時
・ヘロデ王が出した「幼児殺し令」から逃れるため、夫ヨセフと共にエジプトへ非難した時
・12歳になったイエスをエルサレムで3日間見失った時
・イエスが十字架を背負ってゴルゴダの丘へ連れられていくのを見た時
・十字架に架けられたイエスの足元に立った時
・イエスが息絶え、十字架から降ろされた時
・イエスが埋葬された時

とありました。

うーむ。
コレだけで、やっぱりダメです。
胸の辺りがキューっと苦しくなります。
考えていると感情移入してしまい、抜け殻になってしまいそうです。


何年も前ですが、パッションという映画がありました。
十字架に架けられるイエスが描かれたものです。

私実は、内臓ばーん、脳みそぴゅーん!といったスプラッタやホラー、グロイ映画が大好物なんですが、(あ、よく変わってるねと言われますw)ソレ目的でこの映画をみたら・・・・撃沈。
暫く浮上出来ずにいたのを覚えています。
人間の残酷さとか、ソレが当たり前にある世界だとか。
重いです。

まさにそんな夢見が悪いような感じで、ズーンと沈みながらお勉強しています。



今回のスターバト・マーテル。
音楽は本当にため息が出るほどステキです。
ですが、個人的には心にしこりが残るような、なんとも言えない後味があります。
最後の『アーメン』はマリアが泣き叫んでいるようだな、と感じます。
マリアに捧げる歌なのに、それも変な気がするんですけどね。




ほりまりえ