カルメン! 2011/01/15(Sat) [音楽] Comment (0) このたび念願のカルメン・タイトルロール出演が決定いたしました! オペラ歌手を志してから、憧れてやまなかったカルメンをこんなに早く演じる機会を頂けて、本当に有難いです。 詳細はまた改めてお知らせさせて頂きます。 カルメンは魔性の女の代名詞のように認識されていることが多いようですが、私はそうは思わないんです。 彼女はいつも『自由』という言葉を口にします。 恋をするのも、流離うのも、生きることも、そして自分が死ぬことすら全て『自由』なのです。 ジプシー(本人達はロマと名乗りますが)達はそんな本能に駆られながら人生を全うしていきます。 カルメンは感じたことを言葉にし、行動する大変素直な女性のように思えてなりません。 そんな姿に魅了された男性達、それを見ている女性達からすれば、やはり魔性とは言いえて妙ですね。 ほりまりえ PR
日仏声楽コンクール 2010/07/26(Mon) [歌いました☆] Comment (0) 日仏声楽コンクールで第3位を頂きました☆ 歌曲のコンクールは初めてだったので、専門にやっている方々に混じって歌うのは少々不安だったのですが、たくさん得るものがありました。 このコンクールを通して、日本歌曲とフランス歌曲を計10曲を歌いました。 審査なさる先生方もその筋のベテラン揃いであるにも関わらず、歌曲のコンクールという前提を忘れていつも通り(?)演じながら歌いました。 いつも思うのですが、曲には全てストーリーやモチーフがあるし、その中のキャラクター (人だったり、物だったり、時には客観的な目線からの語り部だったり) になってお客様に伝える事が歌うことだと思うんですね。 なので、私にとっては、歌う=代弁することなのです。 今回の演奏では、例えばそれが昔を懐かしむ女性だったり、棄てられちゃった男性だったり、空気の様な曲の世界観を傍観している存在だったり、と様々でした。 後に応援に来てくれていた母からは「何かが憑いていたみたいだったよ」と(笑) 私的にはそれでアリなんですけどね。 やっぱり、ただ綺麗に、上~手に歌うだけなんてつまらないし、曲の背景を知れば知るほどそれを声と音楽と、私の体を通して伝えたくなります。 このコンクールで一番の収穫は、大好きで大好きで仕方ないショーソンの『温室』を歌えたこと。 本選の自由曲として選曲したこの曲はメーテルリンクの詩集『温室』にショーソンが作曲した5曲からなる曲集で、憧れの歌だったのです。 歌っている時は勿論、勉強している時も幸せな気持ちでした。(とっても暗い曲ばかりなんですが) また10曲中8曲が低声譜、しかも本選に至っては全曲移調&4曲は私のお手製移調譜というかなり面倒なスコアたちに悩まされながらも、弾いてくださったピアニスト様、有り難うございます☆ これからも頑張るぞ!と元気をもらえたコンクールでした。 ほりまりえ