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メゾソプラノ 堀万里絵 MARIE et MUSIQUE

ほりまりえのウェブサイト★うたのこと すきなこと 

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東京公演終了♪

コミクストゥスジャパン『魅惑の室内楽』
沢山のご来場有難うございました!


共演者みなさまとの写真は・・・どなたかのカメラに入っているはず
同じプログラムを演奏するのに、新鮮な気持ちで臨めるような気がして、今回は曲ごとにドレスを変えてみました。
千葉、東京公演で、計4着☆
今日の『渦巻く恐怖』では ファーなんかつけてみたり。

先日の記事で↑この曲についてはちょこっと触れたので、オープニングに歌った野崎美波さん作曲『午後の光りと影』について。
第1回のコミクストゥスジャパン公演にて、フランスで初演された作品で、今回日本初演となりました。

題名の通り、日差しの穏やかな午後の、ほんわか キラキラとした 幸せ一杯のメロディ。
(後日音源や映像でご紹介できる・・・はずなので、楽しみに待っていて下さい!)

この曲、歌っている内に、私の中でひとつのストーリーが出来たんです。

窓を開いて外を眺めると、午後の暖かい光が差し込んでくるんです。
私の声が”光”で、ファゴットが”もくもく雲”、クラリネットが”風”、そしてピアノが午後の時を刻んでいます。
途中、勢いづいた風で雲がすんごい速さで空を流れていきます。ビューっと。
雲の切れ目からは、スポットのような光りがピカピカ。
それが過ぎ去って、またキラキラした午後の風景が目の前に戻ってくるけれど、同じはずなのに、空気が流れた後の景色は前よりも更に輝いていて・・・
最後窓を閉めて終わり♪

という、勝手なイメージです。

なぜ イメージ かと言うと、この曲ヴォカリーズなのです。
ヴォカリーズとは・・・直訳は・・・『発声』??であってるかしら。
平たく言ってしまえば、歌詞がありません。
”ア” で歌います。

おんなじ ”ア” でも色んな音色がありますよね。
明るいア。暗いア。楽しいア。かなしいア。その他諸々

ヴォカリーズの練習曲は母音の音色を統一するためのものですが、今回曲として演奏するということで、その点も色々悩みました。
実は本番の方が沢山アイディアが出てきたりして。
今日は今までで一番カラフルな演奏が出来たと思っています。
 

アンコールには野崎さん編曲の『ふるさと』を。
前奏は 水面がチラチラ揺れて、そこからちっちゃいお花が ぽっ と咲いていくようなキレイな編曲で、そこまでは まだ何の曲だかわからない・・・
でも 私が歌いだすと お客様が
「あぁ!ふるさとね!」
と反応してくださるのがステージからも分かりました。

短期間のリハーサルのなか一緒に音楽を作り上げた時間が もう終わってしまうのかと思うと何だか寂しい気分になりましたが、その演奏を会場の皆様と一緒に楽しむことが出来て 幸せです!

フランスから来日したファゴットのフランクからも
「また次回も一緒にできるよね」
と言ってもらえて、とてもハッピー♪♪

みんなが嬉しい気持ちになれる素敵な企画。
またご一緒出来ますように。







ほりまりえ
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