フランス古典歌曲集!!! 2016/04/22(Fri) [お知らせ] Comment (0) いよいよ一週間後。 Harmonia grave e soaveによるフランスバロックのコンサートです。 今回のプログラムは『ヴェルトゥムとポモヌ』(※邦題の読み方は多数ありますが、原語の読み方に近いものを勝手に採用します)と、フランス古典歌曲集からの選曲です。 日本で声楽を嗜む人なら必ず持っているといっても過言ではない 『イタリア古典歌曲集』 有名な「Lascia ch'io pianga」や「Caro mio ben」も入っています。 このフランス版があるのです。 『フランス古典歌曲集』全音より フランスのバロック音楽では欠かせない、リュリの作品を中心に、たっぷりプログラムでございます。 この全音の楽譜は現代譜になっているので、ト音記号♪ これが嬉しくてたまりませんでした。 ハ音記号のアルト譜表は最近ちょっと慣れてきたのですが、全然しらない曲に一から取り組むのには、私の能力と努力がまだまだたりず、苦戦していました。 だって原譜はこんな楽譜なんですよ……。 心が毎回ポキンと折れそうになります。 これが現代譜の、しかもト音記号で、くっきり、はっきりと書いてあるわけです! あまりにうれしくて小躍りしていました。 しかし、ありました。 落とし穴。 ぜんぜん原譜とちがう〜〜〜!!! トリルは実音で書いてあるし 拍子も違うし リピートは無いし…… 間違い探しに時間がかかりました。 まだ見落としがあるかもしれないけど。 演奏は原譜を元にしていますので、お客様には本来の音楽をお聞かせできると思います。 譜読みのプロセスはとても助かって、全音さんには大感謝なのですが、ひとつ疑問が。 私はたまたまフランスバロックのプロの方々と演奏させていただいているので、この違いを知る事が出来ているけど、はじめからこの楽譜でお勉強する方は……。 まぁ、当時の方は誰一人生きておられませんので、確かめる事はできないんですけどね。 ゴールデンウィーク・イヴ、お時間有りましたら是非ご来場ください♡ 『Vertumne et Pomone フランス古典歌曲集』 2016年4月28日(木)19:15開演 オペラシティ 近江楽堂 自由席 ¥3,800 東伸美(ソプラノ) 堀万里絵(メゾソプラノ) 阿部まりこ(バロック・ヴァイオリン) 中山真一(バス・ドゥ・ヴィオール) 及川れいね(クラヴサン) ほりまりえ PR